<2305>「新しい空白域に」

 あなたは、呼吸がしやすい、、

 その方途のなかで、

 何度も、

 複数時にさしかかってくるのに、

 私は、ここにいて、、

 ものごとのなかで、

 この仕草をする、

 この仕草をひとつひとつの身体へ向けていて、

 それは新しい、

 あなたの響きとして、新しい、、

 ごくあたりまえに、

 物事のなかに隠れて、

 私は声を始める、、

 潜る、

 うん、

 潜る人がいるのだな、、

 ここに、、

 うん、

 身体を持ってきたらいいと、、

 

 ひとつの仕草のなかに、

 全てを溶かして、、

 私は、

 それぞれの時刻に、始まっている、、

 これはどこを見る、、

 風景は、どこを見る、、

 順に始まり、、

 私は先へ、

 そのまま時刻の先へ、

 ひとつのなにかのなかへ、、

 物事がはじまって、

 私は浮かぶ、、

 私は知りながら浮かぶ、、

 ひとつの呼吸として繋がり、、

 私は惑う、、

 私はゆるやかさのなかで惑う、、

 ものが見えて、

 私はその時のなかへ、

 はっきりと身体を寄せ、

 ものを見る、、

 ものがからまりあっていく、、

 私は外を見る、

 時間がある、

 時間が存在する、、

 

 新しい身体に、

 私が附着すること、、

 そのしられた流れが、

 どこでも繰り返されること、、

 私はながむ、、

 身体ごとなにか小さな空白域に触れながら、、

 ねえ、あなたの濃度は、

 ん、なにだろう、、

 そんなことは考えたこともなかったな、

 と、ここへ渡す、、

 あなたはどこからなんだ・・・