<2330>「泥時、始」

 あたしの身体を手向けに、

 そして置く、、

 あたしの身体は手向け、

 そして花々、、

 身体が転回して、

 宇宙のある一点を指す姿、、

 ビルシャナ という音、

 身体にたくわえる音、、

 私が生える、

 世界が運ばれてくる、、

 もののなかに、音を立てる、

 私が生まれてくる、、

 声は泡になる・・・

 あたしはボタンの、そのしんとした雰囲気にさわる、、

 転がる、、

 あ、

 時刻のような風情の、

 あなたがそこにいて、、

 身体は連なる、、

 花々しく、

 花々しく、

 花々しく・・・