異形の姿をした時刻よ、
私を産め
異形の産出よ、
私の時刻になれ、
私の時刻よ、
生成する宇宙になれ、
宇宙よ、
一粒の種を頬張れ、
身体は電気を持つ、
私はただ、(私はただ、)
宇宙に、
ひとさしゆびで触れているだけだ
大花びらのなかに浮く身体、
大花びらは、種の時刻を、
いちはやく、己の皮膚の裏側で知る、
はハ葉、陽気だ、
陽気な世界だ、
ここには光しかない。
陽気な、光の時刻よ
私の永遠をどう思う、
私の産出を、
私が種の記憶の、その液にまみれている現在時を、
どう思う、
どう含む、、