<2260>「声の膜の奥へ、」

 はい、

 ん、なんだ、、

 私から声がしましたか、、

 いいや、しかし、、

 不思議な場所へ、出てきている、、

 それから、かなり揺らぎ、

 私は、ヒのなかに膨らむ、、

 あの回転時、

 どこまでもそれを見ながら、、

 私は来た、

 当然その空気に、

 身体は応えている、

 ただのおそろしい光景に、、

 合わさっている、

 

 身体は静かに、

 この状況を見つめている、、

 この状況がひどく絡み、

 あ、

 あなたはそこにひとり居た、、

 難しい時刻から、

 静かに生まれ得て、

 なんだか、

 涙も流さずに立っている、、

 振動ばかり増え、

 次第に改まる、、

 同じ問題に逢着する、

 身体は次々と出来ていくのに、

 なにだ、

 分からない、、

 訳の分からない呼吸だな、

 通過する、、

 あなたはまだしられていて、、

 そのことにより、

 どこか遠くからの声も、混じる、、

 ひとつひとつが、ここへ聞こえる、、

 驚いていたらいいだろうか、

 あの時刻はなにだ、

 少し壊れているぞ、、

 どう過ごす、、

 どう回転して声をかける、、

 

 さめない、

 循環のなかへ、

 まっすぐに来て、、

 ここより白くなることは出来るだろうかと、、

 ぼんやり考える、、

 私が白くなること、、

 それは時間により、可能だが、、

 行方、

 あなたはそれを知る、、

 ものの流れのなかで徐々に知る、、

 あ、あつまる、、

 ものがかたまりながら、

 そこへ静かにあつまる、、

 私はその時刻の先を見ている・・・