<2277>「たくさんいる、たくさんある」

 あたしは知る、、

 それはもののなかにある、、

 いくらでもある、、

 いくらでもあれば、、

 次々にくれるほかはない、、

 私は受け取る、

 なにだ、

 なかになにが入っている、、

 なにが入っていても、

 私は取る、

 私はそれを取るのだ、、

 

 あたまのなかでそれは回り、

 今に私として見えてくる、、

 見えてきたらいそぎ、

 身体のなかで揺らしてみる、、

 硬い、硬い響き、、

 うん、

 それ以上は分からない、、

 うん、

 分からない、、

 あたしは手をひろげる、、

 とりあえず、

 ここの粒たちとは関係していようと思った、

 流れから、

 もののなかへつながり、、

 それは走り、、

 ついに膨れ、

 たくさんここにまみれて居、、

 私はひろげる、

 回転する、、

 どこからがメイルで、

 どこからがフィメイルなんだ、、

 私は装飾した、

 きらびやかな道を歩んでいた、、

 まったく、

 これらのものを振っても、

 元気ではない人間が、

 まあそうした、、

 こんなに静かに紛れてきて、

 そうしたのだものね、、

 

 あたしはおどろいていた、

 手の視線につかまるような、

 そんな場所もあったことに、

 私はどことなく驚いている、、

 からだはすれちがい、、

 粒子が、

 小さな粒子が、、

 物語を交換するとき、、

 私はまんまなかにあらわれる、、

 まんまなかに私はあらわれた、、

 日々の中から、

 この振舞いを持てる、、

 その仕草の、

 はてへの響き合いをも、と言える・・・