<2274>「なにか言ってもいいのに」

 物をおもい、

 そのなかで過ごす、、

 私は身体のなかでおもい、

 つながる、

 いくつもに線があり、、

 その通りに渡していくのだ、

 どこからあるか、

 その存在はどこから来るのか、

 全く確かではない、、

 全く訳の分からない状況下から、

 汗は飛んでいく、

 身体は応えていく、、

 身体は徐々に複数になって、応えていく、、

 

 私は手を見、

 手をひろげ、、

 そのなかにはいっていく、

 染みていく、、

 私は数えることが可能になり、

 身体も水も、同じようになり、

 わずかに隙間から出ていく、

 つかまえる、、

 なにだろう、

 ん、

 はるかかなたから来て、、

 方向も分からず、

 黙り込んでいる、だけなのだろうか、、

 私は花が咲き出すとともに、

 いや、その前から、、

 こことの関係を言うことができるようになって、

 だから、しきりに言っている、、

 私は言っている、

 反響板に向けても言って、、

 私は驚いた、

 こんな続き方もあるのだということに、、

 

 巡って、

 いまの長さで言うとどれくらいだ、と、、

 慎重にはかりながら、

 やがて全ての代わりをしていく、、

 ここの全てが、

 あなたの手の線の通りに、

 うん、うん、

 そうして、なるみたいです、、

 静かになった時間に、

 またそうして、私を合わせ、、

 声をたくみに引っ張り出し、

 私が見るのはなにか、

 私がきくのはなにか、を、、

 泡立ちとともにここへ、引き連れてきていた、、

 ああ、こういうところ、、

 きっと、一度きたところで、

 うん、一度きたところなのに、、

 風景はうんと黙っているじゃないか、、

 なにか言ってもいいのに、、

 それで、また付き合っていく・・・