<2264>「妙なあたたかさ」

 いまはまだその日の、、

 身体をそれぞれに、

 持っています、、

 ひとりで、また、、

 そのなかに入りましょう、

 あたしはじりじりとした、、

 風景のなかに居て、

 いまを、招んでいます、、

 素直に来るかしら、

 あたしは果てで待って、

 その音をきく、、

 ほら、

 ここはただの空白でしょう、、

 あなたが訊ねる、

 うん、そうかもしれない、

 と考える人間がいた、、

 愉快ではないかもしれないが、

 それは、涼しかった、、

 

 なにもないと考えているのかもしれないね、、

 しかし底まで来ると、

 なんだかそうでもないようなのだ、、

 私はここの仕事にいる、

 それがどういうことかは分からぬまま、

 とにかくここにいる、、

 ここでの日々はおもしろいぞ、

 うん、

 私は緊張していた、、

 いかようにその物事に入り込んでいけばいいか、

 静かに考えているところだった、、

 ははハ、

 愉快だな、、

 涼しさのなかで私は二度と声を出す、、

 すると、

 世界との関係が変わる、、

 まったくひとりで、

 これがなんの仕事なのかは分からないまま、

 じっとこの場へ過ごしている、、

 

 日常からこぼれ、

 浮き上がり、、

 暖房のあたたかさ、

 それと、

 祭りのあらたまる予感のなかで、

 あたしは目覚めていて、、

 音楽をかけている、、

 安心して身体を溶かし、、

 ここで揺らいでいる、

 続く、

 この幸福はどこまでも続く、

 ああ、そうだ、、

 私は現実に触れたあとも、、

 ただ、

 しらずに進む、、

 ここは静かです、

 上手く馴染んで・・・