<2671>「停止する、底に来る、戻り得る」

 人のかたちのなかに戻る、

 静かな生活、、

 私は、静かな生活、、

 そうして、、

 またからだのはてから、

 あなたのもの、

 装いのなかへ、、

 なぜか、そっくりと入っていく、、

 知らない、

 揺れない、、

 ことのなかにしずかに混ざり、、

 私は、私で、果てのない、

 尋常な道のなかに、

 身体を置く、、

 

 お前からいくつもに分かれる声、、

 かたち、、

 もののさまに、

 かたちの息のひとつ、ひとつを、

 刻みつけて、、

 私はここで停止する、、

 私を、

 動かない図像のように見ていたいという欲望、

 私は走る、、

 私はくたびれている、、

 なにに苛まれているの、、

 おそらくはこの空白の時間、、

 ひとりの人間として過ごすことが可能な時間、、

 そういう場所にいて、、

 私は、

 しかし呆然としないでいる、、

 ただ静かにこわいと思うだけです、、

 あたしはそうした訳で身体を見つめています、、

 次々に来たるもの、

 あたしは汗をかくまもない、、

 そこは、

 確かにあったような夢になる、、

 今でも、

 簡単に戻り得て、

 しかし戻り得ないということが、、

 身体の底に来る、、

 身体の果てに来る、

 別れるということの重さ、、

 

 私はしかし人間でないような、、

 そうでなければ確かな輪郭でないような、

 ものを持ち、

 いつまでも空気のようで、、

 こことしっかりまじっている、、

 あたしには姿勢がある、

 行きたい場所も、

 どこか遠くではなく、、

 その、ひとつひとつのこわさとただ、付き合うところにある、

 あなたもまた見えている、、

 私は跳び上がる、、

 身体をつけて、、