<2263>「浸透し、沈黙し」

 さあ駆ける、、

 駆ける駆ける、、

 こんだ時刻のように、

 このなかに始まり、、

 私は見ている、、

 静かな表情をここで見ている、、

 私は放つ、

 そのはたの回転、

 私と知らずに、

 生まれて、鳴らせる、、

 あ、

 今にこのものの浸透が、

 大きなトピックとしてあらわれるとき、

 あたしは、

 どこを向いているだろう、、

 

 限りない走り、、

 ものがいくつも見えていて、、

 あたしはなんだか、、

 ここの土の感触を、

 確かめているみたい、、

 どこから集まるのか、

 定かではないんだけれども、、

 踏み固められたあと、

 不気味に沈黙しているではありませんか、、

 冷静に見ていましょう、、

 集まることを知りながら、

 冷静に、

 あなたはこんなところにいましたか、、

 そうか、驚いたな、、

 私もそっとここへ思うようにしてきたんですけども、、

 なんというかな、、

 ほち、ほちと歩いてくるその、

 あなたのリズムと、、

 私は向かい合っているわけです、、

 なんでも時刻は、

 この場に用意されて、、

 あたしは集まっているみたいなんです、、

 ね、うん、、

 うん、そう、

 

 からだははたらいた、、

 あちこちがその熱を感じる、

 私はここに含まれて来て、

 ひとつ、またひとつと揺らぎ、、

 その先へ身体を向ける、、

 なんだ、

 景色の端にあなたが出たのじゃないのか、

 おどろいたな、

 こんなことがどこにあるのか分からない、

 分からないと、、

 あなたは音を続けて、、

 今翳りのなかをゆっくりと、、

 モオションが、

 うん、そう、、

 来たんだ、来た、うん、、