<2163>「糸と水」

 あら溜まるの、、

 そんな姿、

 時刻を分けて、、

 ここへ来るのね、、

 不安定な響きに、

 今も身体は合わせて、、

 今もまたその重なりに合わせて、、

 そっくり入って来たんだ、

 どこから来た、

 透明、

 不透明、、

 長さは分からない、、

 しらない、はてのところで、、

 声はある、、

 

 この不透明時を覗いて、、

 次々に声は駆ける、、

 あたしは不思議に浮かんでいて、、

 この量のなかを駆ける、、

 この揺らぎのなかを駆ける、、

 ア、

 はまりはじめたものの、、

 かなり冷静な仕草、

 私は生まれて、、

 その流れのなかで、、

 ほつれを繰り返し、

 その姿は夢になる、、

 まともに回転するものになる、、

 今や私は喜んでいる、、

 手に手を当て、

 この空間のなかでふるえ、、

 このなかに時間を転がす、

 次から次へ増えているのだから、、

 ものを遠くに見留め、

 今はあたりまえになる、、

 ものの行方があたりまえに見える、、

 

 私は潤み、、

 そのはてのなかでどこまでも呼吸をする、、

 あきらかにどこまでも見えている、

 そのなかをわたり、、

 今のヒに明らかに出てくる、、

 ア、

 あたりまえの勢いから、、

 あたりまえに流れて、、

 私は過ごす、、

 この物事のなかを過ごす、、

 ふるえていた、

 どこから先かも分からずに、

 まっすぐにふるえていて、

 私は驚いた、、

 ことばがどこにある、、

 からだをひらき、、

 もののあいだからのぞくひとの、、

 その姿などを、、

 まっすぐに見つめていたのだから・・・