<2246>「快、温度へ」

 そこにいくつもの時刻、、

 私は振れて、

 しずかに、、

 その内側でもはじまりながら、、

 私は各方面に、

 揺れを向ける、、

 揺れから成る、

 私は手を見る、、

 手は生まれる、

 生まれた勢いの、

 その粒からなる、、

 時刻と言えるところ、

 私は声を出す、、

 いくつもの膜になり、

 駆け出す、

 始まる、、

 

 そんなところから、、

 あたりまえに渡って来て、

 一体、

 どう声をするつもりだろう、、

 と思った、、

 私は振り返り、

 その声にかかわった、

 線たちを見ながら、、

 不思議そうにして、、

 こちらへ歩いてくるものにも、

 等しく声をかけて、、

 簡単にあらわれていた、、

 あ、

 まっすぐに、

 時刻に集まり、、

 身体を続けて、

 身体を受け、

 ひとつの、

 はげしさのなかに帰る、、

 からだの快のなかへ帰る、

 

 あたしはものを見るのに、

 どこか、

 ぼうっとしてきて、、

 気がついたら、

 違う時刻へはじまっている、、

 そのそれぞれがここにありました、、

 私は戸惑って、

 順に声を、

 ここへさしたりしていましたが、、

 分からない、

 分からない鈍さ、、

 このまま、こうして、、

 もう少しにぶくなろうかしら、、

 などと思ふ、、

 はじまった時刻へ、

 もう少し波を寄せてみようかしら、、

 身体のそば、、

 具体的な温度の人・・・