<2363>「内自音の交わり」

 まだどこか分からず、、

 ここへ来たいくつもの流れと、

 私は離れ、

 身体が先に来、

 またあつまる、、

 ものの先へ全ての時刻をつけて、、

 身体は始まる、

 あれ、

 どこにいるのだろうか、、

 しられた場所へ、

 時刻のひとつひとつの響きはかえり、、

 私は身体をひらく、、

 私はそこに内自音をひらく、

 

 ゆっくりと、

 その響きは浸透し、、

 身体が徐々にはじまっているところへ、、

 あなたの姿という姿が、あらわになる、

 不思議なことだ、、

 あなたがこうしてはじまっていることは、

 どこか不思議なことだ、、

 ものの印を見つめて、

 私ははてに向かう、、

 この、

 用意された現実に向かって、

 私はきこえている、、

 身体ははてなのであり、

 ここで巡ることは全て、

 内側にたまる、、

 たまったものがごろごろと音を立てて混ざるさま、

 私はその真ん中にいて、、

 いろいろと確かめ、、

 またひとつ線を通していく、

 あ、

 ふいに始まった時刻も、

 ためらいなく、、

 次々に入ってくるんだ、、

 この進みの自然さというのはちょっと、

 ほかにはないんだな、

 身体にほかならないんだな、

 と、

 ひとり投げ掛ける、、

 

 あたしがさんざばら声を通して、、

 ものの印のところへ来、

 そこからほうと出て、、

 また言語時に着く、

 言語時は、内自音からいくらも水を吸い、、

 空気のなかで溶いていく、、

 私が聞こえた、

 その泡っ粒のひとつひとつのなかに、

 内自の声が仕組まれていて、、

 私は、ひそかにそのなかに、きこえていた、、

 うん、分かるぞ、、

 この時刻が、分かるぞ、、

 どこまでひろがるか分からずに・・・