<2244>「日のなかで、悲しいのだろうか」

 おそらくあなたは、

 簡単に浮かんだはずで、、

 簡単に浮かんだまま、

 ここらを、、

 静かに通ったはずで、、

 ものごとが、あたりまえに、、

 私のなかで生まれ、

 私はそれを過ごし、、

 始まる、

 日に、始まる、、

 

 あたしは悲しいのだろうか、、

 いいや、

 なにかそんな話は、、

 今はじめてきいたというような気がする、、

 私は生まれたばかりで、

 この場所へ流れてきて、、

 まったくそれぞれに、

 浮かぶ粒の泡を、、

 見て、

 きいて、

 育てる、、

 なにか分からないものを摑む、

 そうじゃないか、、

 決して摑まされたとは言えない、

 摑みに行ったとも言えない、、

 しらぬまに、手の中にあって、

 それを不思議だと思いながら、

 やはりゆっくり馴染ませて、、

 そのそれぞれに、、

 均等に生んで、

 私は、そこのそれぞれに、

 静かに並んだままになる、、

 あ、

 しずかな太陽は駆けて、、

 今にひとつの身体、、

 私はまとめて、

 もののなかへ、

 

 この静かさが、何でもないときと、、

 大変な重さであるときが、あり、、

 私は暮らし、、

 そのなかで、いろいろと工夫を重ねて、

 しかしその中身には触れない、、

 あたしは風の温度を確かめるだけ、

 ここと一緒になるだけで、、

 ものも次第に明らかになりながら、、

 からまる、、

 あ、

 時刻が、、

 次々に絡まる、、

 私は行方を追っている、、

 この、

 身体の行方を、、

 順番にこの場へきこえる、、

 私の行方を・・・