<2498>「増えて、増えて、過ごします」

 みずしらずの線が走る、

 ん、

 そんなことはないのか、、

 ひとつひとつがここへ、

 集まってきて、、

 私は過ごす、

 そんなところではないのか、、

 順に生まれ、

 順に回転し、、

 それぞれに育つこと、

 ものが膨らみ、、

 順に、順に、深くへ来ること、、

 あたしはそれを、

 掴んだのかしら、、

 もののなかへ来て、

 よんで、、

 それぞれにのびて、、

 

 身体から来ればいい、

 何となく、

 私の膨らみと、

 来ればいいのだと、、

 どんなところからも、

 来ればいいのだと、

 その場にきこえて、

 ん、

 あたしはそのまま、

 ひろがりました、、

 そのなかへ駆けました、、

 なに、

 あたりまえにここはひろいんです、、

 からだをすっかりいれて、

 ところから膨らむような、、

 ありたけの場所へ、

 来たんですね、、

 あなたは音としてあります、、

 増えて、増えて、過ごします、、

 なにかがあるか、

 

 ひとつの棒のなかで、

 きいたところで、、

 あなたはさわぎだから、

 分からない、、

 わたしには熱しかない、、

 身体が、確かにここに続くという、

 その熱しか、

 私は知らないのだった、、

 漏れ出ていた、、

 静かな面に、

 たくさんの身体を包み、、

 ひとりで、

 漏れて出ていたのだ、、

 わたしは知るか、

 この時刻を知りえるか、、

 はさまるか、

 そこに・・・