<2174>「ひくく、ひくく」

 ひとつの流れから、、

 私は編まれて、

 いまふたたびのリズム、、

 また揉み込まれ、

 身体は渡り、、

 そのそばにきこえて、、

 静かにふるえる、

 ア、

 またこの場所にいた、、

 次々にうつるその絵のなかにいた、、

 私はさめて、、

 この時日の中で回転する、

 

 この身体はどこに?

 私はさめたばかり、、

 ここに僅かな呼吸をつないだばかり、、

 徐々に始まって、

 ものがつながっている、、

 ここへ流れてくる、

 ア、

 印が見えて、

 はじまればはじまるだけ、

 ここに音がする、、

 静かなものの様子が見えて、

 ここに膨らむ、

 あたしはそのなかへはいり、、

 ものも愉快に踊る、

 静かに身体が流れて、、

 私はここに始まる、

 どこから浮いてきて、、

 身体はつながるのか、

 ひとつには分からないでいる、、

 ア、

 声があたりまえにつながり、、

 それぞれで、

 私のものごとへの漏れ方、を、、

 えい、

 ひそかにきいている、、

 

 ここは誰が漏れる場所だ、、

 とひくく続け、、

 身体などはこのあたりへ来て、、

 いまやひどくリズム、

 あたしのなかにあたりまえにいて、、

 ひくくリズム、、

 どこ、どこ、、

 身体は移り、

 私のなかがわを通過していくのだと、

 今改めて思った、、

 ア、

 これははじまりのなか、、

 過去へ揺らぎ、

 ひとつひとつの呼吸がはじまり、

 来たな、

 そっと揺らぐもの、、

 今正面に見えて、