<2230>「また溶けて別の身体」

 ひとつの困惑した時刻に、

 あなたの姿は流れてきていて、、

 私は正面に入り、

 それを見ている、、

 なにだか、

 静かな空間から、

 それを見ている、、

 からだを今の情報時に、

 ぴたっとはりつける、、

 なんだ、

 どこからきた身体の流れなんだと、、

 ひとり驚きながら、

 ここにいる、、

 

 また違う身体をここに入れるつもりの、、

 あなたがそうして流れてくるつもりの、

 この場所でしょうか、、

 この場所は愉快だ、

 どんどんと響きは増えてきて、

 この場所は驚いている、、

 なに、

 うしろの方から、

 集中して向かってくるのを、、

 私は確かめているのだが、、

 いつへ入る、、

 からだが用意され、、

 いつへ入る、、

 いつへ揺らいだままになる、、

 それぞれの印を見つめながら、、

 いつに浮かぶ、、

 いつに回転する、、

 あ、

 またあたりまえに身体を逸らした、、

 どこからまとえるか、、

 それは定かではないながら、、

 あ、

 またここで揺れた、、

 どこへ来るのかも分からないまま、、

  

 今あたたかな膜のなかへ来て、、

 ぼうと立っている私も、、

 それぞれに、

 ちょっとずつ驚き、、

 いまにさわれる、、

 いまに過ぎた身体があれば、、

 どうでも、さわれる、、

 あたしはなにもない、、

 その揺らぎに、

 しずかに声をかけている、、

 どうだか、、

 これが、

 はっきり知られるのかしら、と、、

 私は言い、、

 私は困惑のなかで、

 ここに出会う、、

 いまのあたりまえの様子に、

 ころがされて出会う・・・