<2371>「地平に声が着く、あなたは開始する」

 見つめるのはそのもののなかの形の、

 ひとつの、、

 向かいの、

 用意されたところに、、

 あなたはまっすぐに住んでいる、、

 あなたはまっすぐに始まっている、

 あ、

 地平から、、

 静かなたよりが来て、

 私はひとり、

 おそれで身体を振るう、、

 なにが来た、

 彼方から、来た何か、、

 私は、、

 歩いたまま、、

 この呼吸を一段と底へ、とする、、

 

 始まっている、、

 私は、

 ここのもののなかに、

 見事に始まっていて、、

 その戸惑いの姿に、

 ひとつの方向を、と、、

 考えてみている、、

 あ、

 なにかの端からそれ、、

 身体の端からそれ、、

 ものの湧く、

 ものの縦横にはみ出していく、

 のびていく、

 私が手をするところ、、

 次々に身体のなかへ来て、

 はじまるところ、、

 そこへあなたはいる、、

 あなたはいたまま、

 時刻のなかへ、まっすぐに、、

 その呼吸をしたまま、、

 生まれては、

 返していく、、

 

 なにがこのヒのなかの、、

 形を用意しているのか、、

 はっきりとは知られないところに、、

 あなたのその様子が来た、、

 私は姿を隠し、、

 そのなかへ小さな息を吹き込む、、

 どこに生まれ、

 この声を知るだろうか、、

 あなたの肌は、

 何の振動から、

 この声を、

 感得するのだろうか、

 さあ、

 身体を振ってください、、

 この地平へ向けて、

 身体のミを、すべて・・・