<2172>「歩として染み込む」

 泳いで、泳いで、、

 今はまるごと、この場所を寄越して、、

 私は繋がる、

 私はなかへ姿を見せていて、、

 そこに次々にきこえる、

 そこに転がって、、

 ひとつひとつの流れで、

 ひらいていて、はじまる、、

 ひらいていて、からだを招ぶ、、

 ア、

 なんてしずかな音がきこえてきて、、

 今また混ざる、、

 今また記憶のなかでまわれる、、

 

 私は歩で、

 そのまま続き、

 そのまま起こり、、

 徐々に回転し、

 身体を確かめて、、

 ん、なんだか、、

 どこまでも眠たい、

 はしゃがれていた、、

 そういう日々の流れで、、

 身体は途中まで来、

 途中から転げ、、

 わたしは驚く、

 ここにはいくつも印が来ていたのだ、

 それは驚いた、、

 どういう振動だろう、、

 それぞれに被り、

 私は移る、、

 ものを遠くまで見るような、、

 その姿が、

 ここに分かれ、、

 ここにひらき、

 あとへ次々に降りてくる、、

 あれを見つけた、

 どの時刻、

 長く人になりながら、、

 ここに漏れて、

 あたしは喜ぶ、、

 

 ひそかな道に来、

 私は回転し、、

 ひとつひとつの声になり、、

 各所で喜び、

 新しい時刻を知り、、

 そのままうたう、、

 そのままからだを出している、、

 ア、

 あたたかい場所、

 あたしは面と、空間と関係していた、、

 そこへまっすぐに立っていたんだ、

 ア、

 すべての隙間、

 身体は浮かびながら・・・