<2053>「太陽のなかに生まれた子ども」

 身体のなかに私を尋ねて、、

 ア、

 という声が、そこで起こるのを待っていた、、

 私の網の中に居、

 そこで起こる声に、

 静かに耳を澄まし、

 私はこの、太陽のなかで生まれるのを待っていた、

 ア、

 どこから過ぎていくのだ、

 この方法というもの、、

 ア、

 どこから膨らんでくるのか、、

 ひとつひとつを確認しながら、

 私は振るえていた、、

 ここはあまりにも熱が来るところだ、、

 

 私はほうと言って風景に吐き出され、、

 ここに人間を確認する、

 どこからともなくその、

 あなたの雲があらわれてきて、

 私の中で笑っている、、

 私は身体のなかでほうけながら、、

 それは物事の温度となり、

 この場を確かめている、、

 ア、

 私などもこの場所へまっすぐにやって来て、、

 いくつもの仕草をここにくれる、、

 ア、

 巧みな表情がここに浮かび、、

 新しくあなたを誘っている、、

 あなたは自分で、

 ここに声がしたことをどのように知るのだろう、、

 私は風景のなかでうたいながら、、

 時間とおなじになっている、、

 時間から肌へ、

 肌から時間へ、、

 素直に身体がひろがり、、

 私はどうん、と打つ、

 鐘の格好をする、、

 ア、

 順番にひらいていく人の姿だ、、

 私はそれぞれを注視し、、

 この場所で生まれたことを確認しながら、、

 静かに時刻へ渡っている、、

 

 この場所のリズムにあたりまえにうたれて、、

 私は、はしゃいだ、、

 次から次へ、身体が来ることを知り、、

 本当に喜んだ、、

 あ、

 それは私が知っている風景だった、、

 このリズムにどうとあたり、

 私が知っているリズムだった、、

 次から次へ、

 日々が華やぎ、、

 私は、諸方を見つめているのだった・・・