<2143>「中の響き」

 からだのなかにたくわるのだな、

 音もきいて、

 流れもきいて、、

 ア、

 今一様にはじまる、

 時刻から生まれて、、

 そのものをまっすぐに探る、

 あたしはいちりょうで来て、

 もののなかにあたる、、

 ア、

 過ぎたこととも、

 ひとりのときは言えて、、

 ひとりのエンと、

 

 あたしがそこから声を出し、

 だれかれかまわず、

 その響きがおりていく、、

 響きはどう眠るのか、

 それは私にも定かではないのだが、、

 身体は回転を始め、

 まっすぐに時刻を見ていることになる、、

 ア、破れる、、

 響きがまた落ちてきて、、

 そこここに伝わる、

 なぜ今こんな音がするのだろう、、

 どうやって残ってきたのだろう、

 あたしは手をのばす、、

 ここにある組み合わせは、

 途方もないのですね、、

 今生きているのを知って、

 私も驚いているのかもしれません、

 ア、

 現在時からも、

 そうしたら振動を返します、、

 身体ですから、

 ここは同じ領域なんですから、、

 と、

 ひとことで言う、、

 ア、

 あたりまえの照り方だな、、

 私は息を吐く、

 

 そのままなめらかに、

 出て遊ぶ、

 出て騒ぐ、、

 もののつたいに来て、

 そのまま生まれ、

 そのままひらき、、

 この肌のなかで揺らぐところ、、

 もののながれのなかで生まれる時刻、

 私は住み、

 ひとつの身体を持ち、

 ものが遠くへ動く、、

 身体をはじめて、

 いましれる、、

 私はここにその姿を出していた・・・