あたしは身体のなかへ来て、
静かに風のなかの存在へ、
静かにこの星のはじまりへ、
ン、
ンむ、
なにか信号、
そっとはてから来て、
私は体温、
私は次から次へ、、
身体のなかに生まれる、
記憶が、そこに新しくなって、、
姿形へ、
いつもの姿で声を掛ける、、
私は、いつも、
新しい皮膚を持っていた、、
どんな景色だろうと、、
このような線はいくつも吸収し、、
私は光る、
どこかから風を取り込み、、
私は流れる、、
しずかな液もくれた、
迷いのなかのヒも出、、
まぎれるだけまぎれて過ぎる時刻の、
その音、
その色、、
私は空間へ浮かぶようにして、
ここを知る、
嘘が液みたいで、
液が嘘みたいだ、、
二重に生まれて、
ひとつずつの身体で、
私は過ごし、、
身体から身体へ、、
複数で過ごし、、
揺れるヒのなかに、
あたしの旗が、、
軽やかな才が、
私は信号を見る、、
なにだ、
フ、ん、
ここに熱を持って、
あたしは装いのそのなかで、
順に回転し、
順に始まり、、
もののみごとにその光景のなかに出てくる、、
その姿を見ている、
ア、
なんとあたりまえに跳ねた、、
この時刻なのだろうね、、
いまちゅうおうにいて、
このあたたかさなのだろうね、、
ト、
身体に順に声をかける、
人が過ぎていく・・・