<2183>「内時の音の泡」

 あなたが呼吸を始める頃に、

 私は死んでいるかもしれない

 実のなかで、

 体温をほぐして、、

 揺るいで、、

 いまひとつで出てくるの、、

 そんな声がする、

 はてまで来て、、

 声の波がいくらも続く、、

 私は駆けているという気がする、、

 

 その姿から見て、、

 私は回転する、

 内時の音をきき、、

 徐々に盛り上がってくる、、

 私はからだをはく、、

 もののみごとに、

 次から次へ来る振動の、

 そのなかに来る、、

 アけて目覚めて、

 そこに静かに立つ人の、、

 風景があったのでした、

 ア、

 あたりまえの行進の、、

 その先に線が揺らぎ、、

 線は歌う、

 線は吐く、、

 からだごとしり、、

 そのなかで振るえる、、

 あたしは時空のなかにいた、

 なにだ、招ぶ声、、

 もののなかを見よ、

 見れば振るえていられる、、

 身体が次々に生まれていられる、、

 

 この呼吸の下のところ、、

 泡が立つところ、、

 それはどこまでも膨らんで、

 私の方へ来る、、

 じかんはしびれて、、

 身体のあとのあたりへ来る、、

 や、

 まともに見ていたな、、

 その振る時刻の、

 振られる装いのなかに、、

 あなたが居て、

 ものはゆれる、、

 からだはたずねる、、

 ここが呼吸のある場所ですか、、

 私が膨らんでくる場所ですかと、

 あなたはうなずく、、

 ええ、

 ここにいると、そうして時刻が、あたたまり、、

 ひとつに迎えることになると、

 なるほど、そういうものか、、

 声のなかに目覚めた人たちが・・・