<2153>「太陽の呼吸のまわり」

 形はある、、

 それはもうどこにでも、

 私がつなぎ、、

 つなぐ身体の端に、

 私がいる、

 そんな風景に揃って、

 ひとつの声をかけている、、

 ア、

 こんなところに並んだ、、

 人々は順に並んでいて、

 声を向けている、、

 

 私がおそらく正面から揺らいで、、

 このはたにおりてくるのに、、

 ひとつひとつの脈を見て、

 ア、

 声だな、

 と確かに告げているのだ、、

 ザラリとした、

 風景の一瞬に、、

 私はいたのだ、、

 そこでからだを始める、、

 長いこと巻かれていた、

 そのひそかな身体を始める、、

 ア、

 ながい時節のこえ、

 私は膨らんできて、、

 この回転さわぎのなかを通るのに、

 静かに生まれているだけなのだと、、

 こちらへ頭をさわぎ、

 こちらへ感覚が渡ってくる、

 

 なにからヒをもらう、、

 私は次々に回転をして、、

 その呼吸のなかで生まれ、

 ひとり、

 その仕組みのなかに生きる、、

 身体はうたい、

 その流れのなかに生まれる、

 私はかえり、、

 いまにまた膨らんで、、

 あるだけの時刻を通す、

 ア、

 かたまりがある手のひら、

 私は動き、、

 どこからも見えるそのはじまりに、、

 しずかに手を通して、

 存分に泣く、、

 存分に過ぎていく、、

 ア、

 太陽のまわり、、

 呼吸からまたすぐ私へと渡り、、

 流れて、、

 今に手をするのに、、

 私はつなぐ、、

 身体ばかりの道・・・