<2141>「剥、液、ジ」

 日のそこにすめば、、

 あなたはいつでもここを呼吸していたのだと、

 分かるはずだ、

 戻っても、なんということはないしかし、

 戻るというのは特別なことです、、

 あたしがここで生きていたのだ、、

 呼吸がそれを確認する、

 皮膚がそれを確認する、、

 だれのときとして垂れた、

 ヤ、

 あたりまえの時刻にいました、、

 ここへまとまるとは知らずに、

 

 次々に揺り、

 次々に浮く、

 次々に死に、

 次々にまたあぶらがわいてくる、、

 ここへ染みて、

 あたしは匂いのさなか、、

 ア、

 現実の振舞い、

 あたしは夢の人、、

 その風景のなかでさらさらと流れ、

 つたうか、、

 つたわるもののあしおと、、

 あなたはこのジ、このバへ生まれ、、

 次々に漏れ出てきたわけだ、、

 この、剥がれた中心に、

 宇宙を、

 存分に注いできたという訳なんだ、、

 呼吸があぶらのなかでひとしくなり、、

 私は存在になる、、

 存在のうごめく音、きこえている、、

 普段はほとんどが秘されていて、、

 剥がれたとき、

 静かにきこえはじめるだけなんだ、

 巨大なかたまり、、

 構造だよな、

 あちこちにひっぱり、、

 今あなたはここにまとまる、、

 液としてまとまる、

 

 じたいが身体だ、液だ、、

 もう空中に、

 ひっぱって、

 続けざまに生まれる、、

 ア、

 これがたくみなものの表情のさわぎ、、

 あたしはきこえます、

 なにからなにえ、、

 身体を渡すのか、

 簡単には知り得ないのでしょう、、

 次々に混ざるけれど、、

 生まれたばかりの地点で沸騰して、、

 もう、

 身体は秘されている、、

 身体は上手く流れている・・・