<2083>「液へ向かう手」

 ここは違う記憶だ、、

 あたしは次から次へと時刻に走る、、

 物事の様子をおさえている、

 発、

 この光、、

 わたしがまだ宇宙のそばで呼吸をしていたときのように、

 身体は静かにあらわれて、、

 なにやらこの場所へひとつの声をかけているように見える、、

 はて、

 どこから来たのか、、

 私にはまったく分からないまま、、

 映像だけが静かに次へ移っている、、

 

 明日との対話、、

 なにから声がして、、

 今私の前に何度も見えてくるでしょうかと、、

 ここに声を掛け、、

 私は、仕方なく、、

 時刻のなかでふくらむことにする、、

 ア、

 時間が垂れて、、

 この時日にあらたに生まれながら、、

 放射、

 放逸、、

 身体のなかに膨らんで、

 丸い時刻、、

 今確かめうる日々の、

 流れがさし、、

 長く生まれ、、

 おい、ここはどの風景なのだと、、

 私へ発話する、

 ア、

 ふるえて、

 身体のなかに今生まれたのを、、

 まっすぐに見つめることになったな、、

 それだ、

 それなのだ、、

 あなたがこの時刻のなかで見つめるはずのものは、、

 たいよう、、

 身体から身体へ、

 しびれを渡して、、

 今その愉快なうたいのなかにくる、、

 あなたの手と液、、

 あふれる、

 

 知らず知らずこの場所はこんなにあたたかくなっていて、

 今はいる、、

 今、揺れて、はいる、、

 その仕組みを見ている、

 私はその方向へ繋がる、、

 私はきこえる、、

 身体から次々に来て、

 存分に、

 ただきこえたいだけきこえるものになっている、、

 かわく、、

 はやくこの手に水を、ひとつの液を・・・