<2148>「アノネ」

 何が一番大切なのか、

 何が一番の核になるのかを考える、、

 私はその方途のなかで揺らぎ、

 この生を見る、

 生きたな、、

 そのあとの地面、、

 不思議に閉じていく、、

 あなたの身体が閉じていく、、

 私は声をかけ、

 さてこちらですと続ける、、

 私は果てを見、、

 その仕草を見、、

 今に垂れて、、

 物の中に集中しながら、、

 身体は移る、

 

 今の陽に生まれて、、

 私はアツい、、

 私は身体ばかりで、、

 これがどこに聞こえているのかも分からない、、

 風景がアツい、、

 あなたをさわりながら、

 あなたは生まれる、、

 そのさなかにまとまって誕生し、、

 声は順にきこえ、、

 いろのなかだ、

 ハ、

 、、ハ、

 

 たいしたことを打ち明ける訳でもないのに、、

 私は禁忌に触れるように思い、

 涙していた、、

 私は過去のなかで振るえながら、、

 言葉を探していた、

 アノネ、アノネ、、

 なんだ、

 トオンが回転した、、

 私はその方向のことを知っていた、

 地に近い、

 からだから生まれ、

 なに、

 私も毒を食んだのか、、

 知らない、

 方向から方向へと、、

 生きて、、

 私は手にあぶらを溜めていた、、

 これがうつる、、

 これが記憶のなかにうつる、、

 私は存在とまじわり、

 身体に近づいていた、、

 身体は声をして、

 あなたの方向へも来る、、

 私は手を見せて、

 ここで微笑む、、

 回転する時日、

 私はなかに移り、、