<2149>「私の歩み」

 私は暗闇のなかを歩いているんではないですか、

 身体に合っていないことを、

 動きとして伝えていれば、、

 やはり参ってしまう、

 そうだと思えないことを伝え続けていると、

 やはり参ってしまう、、

 私は手のひらから浮き上がり、、

 ここで呼吸をする、、

 ア、

 アタマが、、

 鈍く響いていて、、

 もうどこへも抜けられないと伝えている、、

 もうどこへも動けないと、

 

 ひとと話したくないのかな、

 まア、

 そんなことはないとは思うんだけど、、

 揺らぎながら、

 私は自分の回転の仕方を見る、、

 ひとりで黙々とやらせてもらえるものなら、

 先にはいける、

 ということを知る、、

 こういうものの糸は、

 どこから垂れ始めているのだろうか、、

 小学校の一年生か二年生ぐらいの頃には、もう、

 ひとりで剥がれて、、

 人工の川や、

 夕景を見て何かぼうやりとするようになっていた、、

 のを思い出す、、

 小林さんは、余計者も生きなければならないと言ったな、

 私はまた時間のなかで重たくなった、、

 身体はどこへ行く、

 ここにある、、

 解決する道もなにもないまま、、

 

 ええ、

 なんだろう、その、、

 私は見事に毒に当たった、、

 見事に剥がれた、

 ここで、、

 何もかもから剥がれたところで、、

 言葉巧みに繋がり、

 私は薄れていく、、

 私はそのもののなかに薄くなっていく、、

 現実とは思えないなかに、

 現実を置いて、、

 言葉を垂らしていく、、

 どうだろう、、

 あたしはどこに浮いているんだと思う?

 と、

 ひとこえさす、、

 あなたの身体が届く、、

 私は見ている、、

 ア、

 時間を巧みに作るんだな、

 と、私は思っている・・・