<2147>「私は現実から剥がれようとする」

 時刻のなかで振動する

 1人の人があります、

 私はそれに手をし、、

 静かな歩行時の中へ、、

 身体を作っていきます、

 あ、

 タイが含まれる、、

 次々にきこえて、

 身体が移る、

 身体などがここにある、、

 

 私は振るえて、

 この姿のなかに立つのだが、、

 それはどこか遠い、

 ものの温度としてはどこまでも遠い、、

 先から膨れて、

 ここに転げ、

 行方を見、、

 今にひらく、

 今にこのヒがはじまる、、

 私はこのなかでふるえ、

 今に回転をする、、

 それからいくつも増えて、

 体温になり、

 残りが多くなり、

 またここにあらわれる、、

 この先の知らせを見ている、、

 さいしょからこの枠内に捉えて、

 この信号を見ている、、

 あ、

 あたりまえに声を知らせるひと、、

 ここで道を印し、

 私は声をする、、

 ア、なんだ、、

 続けざまに駆けていくのに、、

 これはどこなのだ、

 

 私は現実から剥がれようとする、、

 なぜなのだろう、

 私は時刻から離れていこうとする、

 そのようにしなくとも、

 生きていけるのに、、

 私は生きている、

 地面に立っている、、

 ここで、ここに立って、

 呼吸をしている、、

 身体などぽんと放り投げるのに、

 ここに徐々にきこえていくのに、、

 風景がまわって、、

 からだから順にはじまり、

 からだから順に溶けて、、

 私は生まれた点へかえる、

 その、はじまりの、

 疑問点へかえる、、

 私はなにを拒否している、

 どこかでまた、生まれたがっている、、