<2146>「土の量へ撒かれる」

 なにとはなく、

 からだは複数日に浮かび、、

 なにとはなく、、

 そのなかに出て、

 私は歩く、、

 私は時間のなかに紛れて、

 ここでその印を招ぶ、、

 ア、

 体温の分だけ、

 ここへ生まれていたのかしら、、

 と、

 ひとつを記憶する、、

 そのものを静かに刻み、、

 私は撒かれる、、

 

 土の中のふかくでいくつもシ、

 いくつも来、

 いくつも流れ、

 なんだ、

 このなかで走り、、

 私は巡る、

 私は相当に膨らみ、、

 あたりまえに出、

 出た時刻を見、

 出た風を見、、

 私は隙間へ入る、、

 長い時刻からこぼれて、、

 この量の中へと入る、

 紛れて、、

 身体から順にきこえる、、

 また浮かべて、

 そらに続いてこの情景を見ている、、

 ア、

 なにとはなし、、

 私がいて、、

 情景の狭間、

 この香のなかにいながら、

 私は潜る、

 

 潜る先で、

 いつかの出来事にあたり、、

 私はそのジの回転で、

 僅かに浮かび、揺らぎ、、

 そこへ駆ける、、

 そこへ道を読む、

 身体はあって、、

 それはどこまでも向かい、、

 どこまでもはしゃぎ、

 私は歌う、、

 こんなからだがここにもあったと、

 静かにうたう、、

 ア、

 ひとつの通りに、

 あなたは出て、、

 あなたは揺らぎ切っていく、、

 このヒのなかに・・・