<2129>「夢の陽に照らされ」

 さいわいよろこびのなかに、

 あたしのマアクもはいっていた、、

 それを確かめると、

 あたしはよろこんでマアクを取り出した、、

 しかし、まあ、、

 今はここまで来ていて、

 この印の場所に立つ訳ではない、

 だから静かに風を受けて、

 小さな姿に向けて合図する、、

 それはどこまでも等しい、

 なにだヒ一切に漏れて、

 どこまでも嬉しい、、

 

 さて、ある身体から、

 わたしに対して声がし、

 わたしはこたえるのだが、、

 これらは全て夢だろうか、

 いや、

 現実へ向けて鳴るものだったのだ、

 いまやそれを集めて、

 現実の音に加えている、、

 ア、

 歩行して、、

 よく似た声もきこえてきて、、

 私はこれに合う印を確か持っているぞと、

 静かに思った、

 思ってただ、うなずいていた、、

 ここからはじまり、

 あたしはじわりと汗をかいている、、

 なにだか、

 時刻の始まりをみて、

 しずかにかえす仕草を、

 はじめて身につけたかのよう、、

 私は一文字で揺らぎ、、

 しずかにここへ返す、

 はじめて流れて、、

 ここへ言葉を返す、、

 運動のさなか、

 あたしは夢を見ていた、、

 場面々々が夢になるように、

 一歩一歩進めていた、、

 

 私はその夢の陽に照らされ、、

 まくのなかをおりる、

 この印が当たり前に残ることを、

 あらたに知らされた気分だ、、

 まだ声をきいて、、

 生まれるそぶりが見えるところに、

 声を敷いて、、

 あたしはひそかに困惑する、

 ア、

 ひろいじかんに出てくるものの、

 存在の浮き方を、、

 私は確かめ、

 ここにいる、、

 あたしには身体しかない・・・