<2126>「線動微時の、」

 わたしは複数の場所へ出ながら、、

 ここが何であるか、

 ここがどうして複数であるかをききながら、

 ごくあたりまえに、

 大胆に、

 時間へ、来た、、

 私はすばやく数えられ、、

 ここで光り、

 あとは紋様になる、

 記憶、

 まっすぐにこのジをとらえて、、

 なかからなかへ、

 ア、

 まじめにこの記憶のかたまりを渡す、

 

 ア、

 はげしい日々のただなか、

 身体は泡にくれて、、

 さてもっと、もっと、と自身に要求する、、

 身体がはたらいて、まもないのに、、

 用意された風景が出て、

 その風景のなかに声を入れて、、

 あれは簡単にひろがる、

 次々に来ていた身体の、、

 とおくの視線をも含め、、

 一枚の板の上にころがる、

 ア、発動時、、

 それぞれの声が揺れて、

 あたしは線の上にはじまる、、

 ア、線動微時、

 これはからだに決まっている、

 次々にきこえて、

 私はほうといってここへ続くものと決まっている、、

 ホウ、

 ン、ハタ、、

 いや、また、こんだ線用非時の、

 おそろしい回転の中へ、

 からだを混ぜていく、

 じしんとさらに波、

 また波、波、また波、、

 オウ、こうむる、、

 たしかな振動の人と見えるその、

 印象のままに、

 

 ア、

 とうぜんこれは線のようの、

 もののとびら、

 じっと待ってここへ当たる、、

 ここからすっかり漏れてくる、

 かたほうではじまり、、

 かたほうでまぎれ、とけ、、

 いろのなかのすみか、

 それはそうとみたなかに、、

 私はエンの続き、

 静かな時間の続きを見ていた、

 どこまでも揺らしたままの存在を知りながら・・・