<2182>「声の輪」

 順に順に回転するその姿を、

 確かにうちにおさめ、、

 静かにこのあたりへ漏れてくる、、

 ア、

 現実の光の中で泳ぎ、、

 あたしは輪の中に見つかる、

 ひとつの声がどこまでのびるだろうか、、

 私は探りつつ、

 この案内の中へ、、

 静かに潜る、

 たれかあないして、、

 からだのなかの信号まで、、

 

 染みる、、

 時刻をたよりに、ここまで来ていること、、

 動く、、

 またもや揺れて、、

 私は複数時の繋がりを、、

 ここに収める、

 ここに静かに回転させて、、

 またひたすらにおさめる、、

 記憶がきこえる、、

 あたしは複数の色のまじわりのなかにいて、、

 そこここからきこえる声の、

 中心に位置し、、

 この騒ぎはどうしたものか、、

 と、ひとりつぶやいている、、

 からだの芯が、

 ここに生まれて、、

 ここにふるえる、

 ア、

 いまはだかのなかに来たでしょう、、

 各々が揃って、

 静かにひとつずつでいい、、

 いまにひらけるから、

 からだはそれでいいと、、

 静かに告げている、、

 ものがいまに集まり、

 複数の揺れに、、

 どうにも集まってくる、、

 

 私がそれぞれのなかに、、

 姿をあらわして、、

 声の輪をして、

 今振動になれる、、

 どこまでもかかる姿になれる、、

 と続け、、

 いまそのなかでうたえるという、、

 ひとつの言葉の端の景色になれる、、

 あれ、一量の、、

 身体のあり方、過ごし方、、

 私は集まって、

 もののなかへも手を、、

 そこを生かすために、手を、、

 生きて繋がるために、手を、

 さし込んでいた・・・