<2109>「喉は湿り、宇宙は揺れる」

 きみは身体のなかで時間をかけていて、

 私を招ぶ、、

 なにだなにだひらたい世界、、

 いえ、

 いりぐちはあるよ、、

 はしっていくせかい、、

 からだが時間軸のなかでいくらも汗をかき、

 走るよ、、

 その方向の印を見つめるよ、、

 あたらしいな、

 汗だよ、、

 あたしはじっとりとそこここにあぶらが浮き出るのを、、

 無言で眺めていた、

 

 きたな彼ら、、

 私は息を吸う、

 私よりはやいスピードで来る、、

 びっくりした、

 回転した、、

 底の方でぼこぼこ言い始めた、、

 私は聞くよ、

 なにだなにだ、

 次々生まれる世界、、

 私は駆ける、

 さらに探すよ、、

 ものが遠くなる世界、、

 順番に宇宙を待っていて、、

 私がひらくと、

 それは途方もない距離になる、、

 ははあ綺麗だな、

 私が順に叫んでいるな、、

 脳に紛れて、

 順にその作用を見つめているんだな、、

 あたりまえにあらわれて、

 宇宙のさなかへ、

 喉の湿りと揺れを見せる、、

 私の知らせなんだな、、

 はたらいた、

 

 時間のなかでばたばたし、、

 膨らみ、

 生まれ続け、

 その装いのなかでかわき、、

 私ははてまできこえ、

 静かなジニチのなか、、

 膨らんで届く、

 私から先へ進んでは揺れる、、

 混じる、

 ある識別可能性、、

 手のひらのなかにも生まれうるもの、、

 みじかいひらき、、

 夢の中の行進、

 あんまり豊かで、、

 時日にはムラがあり、、

 あたしは予想のなかに来る、、

 いくつも編んで、あなたを見られる・・・