<2095>「生きる線は、ヒのなかに起こる」

 あたしはほうとひとこと述べて、、

 この身体時にいそいで帰ってくる、、

 なにだ、

 誰がいた、

 この透明な道に誰がいた、、

 私は陽を見つめ、

 身体を外に届ける、、

 順にきこえていくもの、

 身体がこれだけあり、

 私はとびあがる、、

 しょうたいされるだけ、しょうたいされて、、

 私はこの細い線の上で振るえる、

 時刻からおりてくる、、

 私は数える、

 はるかかなたのじじつ、、

 からだは起こり、

 私は丁寧に数える、、

 

 この透明な時間のなかで私は問い、

 ふにゃりと揺らぐさま、、

 身体が地面に走るさまを見ている、

 ひとつヒの揺らぎ、、

 次から次へと太陽時を言い当て、

 ここへ駆け出してくる、、

 ア、

 なんだか身体が順に生まれて、、

 私は喝采する、、

 仕草のなかで笑うこと、、

 あなたはしずかなカプセルのなかに居ます、、

 生きているというざわざわとした渦を抱えて、

 ここに、出てきます、、

 こんな振動が走るなど、、

 夢にも思っていない、

 私に身体が触れるなど、、

 そのようなことは、少しもきこえていない、、

 ア、

 なんだか順次の太陽、、

 いちいちの香りに、

 含まれて回りながら、、

 私は先端で声をする、

 響きが良いな、、

 あなたもここで生まれた訳じゃないですか、、

 私は知っていますよ、、

 これは時日に生きる線なのだと、、

 いくらも駆けて知っているけれども、

 

 アノ光線へ浮いた、、

 しずかな身体を知りながら、、

 どこまでも真剣に、

 私はその姿をきいていた、、

 ア、

 こんなところにはげしくあつまる人たち、、

 なに、

 熱を得て、

 からだからあがるひとたち、、

 見事ではありませんか、

 太陽の裏へ出て・・・