<2075>「底の振動へ乗ります」

 あたしはまだこんな静かなところにいて、、

 ひとつの声をあらわしている、、

 あ、静かに向かい、

 身体に声を、掛けているのがきこえる、、

 あ、

 全ては笑い、

 どこまでも存在がうねっていくのが分かる、、

 からだは底に来、、

 今わたしは集中して、

 そこに、様々な線を見る、、

 生まれた頃からこのように、

 いくつも走っていたのかしら、、

 わたしには、よく分からないものの、、

 その調子で身体をひろげ、

 行方を探り出し、、

 私はハタへ向かう、

 

 私はハタから大きい姿を出し、、

 ひとりで喜んでいる、、

 流れて、流れて、

 私はここを通路だと知る、

 ア、

 存在の方途、方向、、

 ただに垂れてくる、

 あたしは身体へ向かい、

 そとに生まれる、、

 そとから漏れて、、

 あなたへの声がすると、、

 あなたは順番に喜んでいた、、

 ア、

 なにかが不明だが、、

 私は円をし、

 静かに時間のあいだへ挟まっている、、

 ア、

 すみやかに住んだ、、

 私は方向を見、身体を見、、

 次々に生まれることを、承知した、、

 承知して、この場へ生きていた、

 はげしい回転で、

 このなかへ生まれてきていた、、

 

 なかからよろこび、、

 身体からいくつもの果てを伝えられ、、

 私はふるえる、、

 私は地面にいて、ふるえて、、

 この振動に乗るものとしての、

 仕草を持つ、、

 仕草がひとりよろこんでいる、、

 あなたも身体なのですか、

 ええ、方々に鳴る、、

 そんな存在の身体なんです、、

 ト、

 静かに内の目で、知る、、

 私は雨の中を抜け、

 身体をその時刻に合わせていた、、

 わたしは驚き、こんな、

 やらかな空間のなかにのる・・・