<2049>「宇宙に生まれた肌」

 あたしはうっかりこのつめたい宇宙の果てまで来てしまって、

 なんだかピースしている、、

 誰と、何が嬉しいのかは、よく分からないのだが、、

 私はここへ来て、

 よろこんでいるようなのだ、、

 ア、

 不思議な声や、音のする場所に、

 あなたは集まっている、、

 あなたは集まって、

 なにだかこのさわぎの、

 中心にいて、時刻をきいている、、

 また見えたね、

 どこから来たのか知らないが、、

 あなたの肌が見えたね、、

 そこはホウと息を発する初めての場所でもあるんだ、

 あなたがよろこんでとびあがる、、

 そういう場所でもあるんだね、、

 私は、複雑になって膨らみ、

 この光景をまっすぐに見ている、、

 

 ア、

 いましがたあなたがそこで唱えたことが、、

 次から次へ伝わり、

 あたりまえにひらいて、、

 私の方へ波を打ってくる、、

 なんという不思議な生き方と、住まいであろう、、

 あなたは沈黙したが、

 眠っている訳ではないのかもしらない、、

 ひとつひとつ呼吸をきいて、

 ここに私を招待するのかもしれない、、

 歩の溜まり、、

 私は手を使い、かきまわす、、

 複数の呼吸、、

 複数の人々、

 あたしは歴史のなかで遠く、

 時刻のなかで深い、、

 まさぐる癖、

 あたしはその隠れた場所に到達して、、

 訳もなくどこまでも晴れるような、

 感慨を抱いた、、

 ア、

 たくわる、、

 ここにまた少したくわる、、

 

 お前さんがはいってそこに染みてきたことが、、

 一体どこまで行くのか、

 私は知らないままであった、という気がするのだ、、

 身体など、

 ここらにまっすぐに来るまま、、

 私はいちいちをきいていた、、

 そのなかにはじまる実を抱き、

 ここで優しく声をした、、

 なぜこんなに優しく生まれているのだろう、、

 私にはこんなにものが響いてくるのだろう、、

 とおもい、、

 静かに私の肌へ触れてみる・・・