<2079>「粘時の現れ、誘い」

 さらにだよ、

 駆け込んであたしは増えるよ、、

 あたしはその時日に立って、

 まっすぐに揺れながら、

 いざ、

 ここの呼吸だと思って増えていく印、、

 挟まった、

 身体が時刻に集まって、、

 時折私の中ではなやぐ、

 なに、粘性、、

 どこまでもやわらかいので、、

 あたしはふれたままにしておく、

 時間のなかで、こわくなる、、

 何事がきこえているのか、

 私は秒毎に知り、

 もののみごとにそらのなかへ集まる、、

 渦の様子を見ていた、

 

 感じていた時刻の、、

 はたにある、

 なにごとが漏れて生まれてきた印、、

 ア、

 しごくあたりまえにある身体に、

 ここがきこえる、、

 ここがその姿の中心になっていく、、

 ア、

 なんていうあたたかい作業だろう、、

 私は嗅ぎ、

 そのなかで無数名になって生まれ、、

 次々にほどく身体の、

 今そのなかにいる、、

 今その回転する時間を装いのなかに含み、、

 あたしはゆるやかに回転する、

 ア、

 たびたびふれるその肌の生まれのなかに、

 あなたが含まれて、、

 あたしはパアツごとにそこへ過ごすこととなるの、

 日の粘性にも助けられ、

 あたしはそこの空気を探すの、

 渡してください、

 まっすぐに見つめているから、、

 どうぞ、このものの行方を見て、

 静かに育ってくださいますか、、

 

 あたしは驚いて飛び上がり、

 こんな時刻になにだか、

 粘時が挟まったか、

 ごく微量なその光景のなかに、

 粘時として来たのかと、

 ひとり仰天しているようなありさまだ、、

 ア、

 わたしははたいて、、

 この場所での呼吸を可能にする、、

 ア、

 出現二時、等時、、

 私は粘を記憶する・・・