<2048>「私は身体に会っている」

 動かぬ線のなかで身体はなにの信号を、

 私に届けている、、

 ア、、

 ものがみな線から活を入れられて、、

 見事に盛り上がってくる、、

 私はその声の、きこえてくるのを待っていた、、

 はたして、声は来た、、

 私はそうしたら、この時節にぶら下がろうとした、、

 ひとつの印になり、、

 ものはみなここで目を覚ましている、、

 ことに気づく、、

 ア、

 はてのない道、、

 でも私は正面手前にしか、呼吸を入れていない、

 と思っていたのですが、、

 それは徐々に染みて、、

 それは徐々に駆けてくるのが分かった、、

 私は時数を知り、

 そのなかでごとり、

 と重い音を立てる、、

 

 不可思議な線の上に出たものだな、、

 と、、

 ひとつの方域であなたは伝えて、、

 私はその振動のまま、

 この場所へ立ち上がっていた、、

 ア、、

 回転する音がして、、

 私は、それを僅かに振れながら、

 ひとつずつ集めようとする、、

 空域から振れてきて、、

 その物語のなかにのびようとする、、

 ア、

 私は裸足だ、、

 生のまま出てきてしまう、、

 と思い、、

 身体を届けていた、、

 生の真んまなかで、

 言葉が動く、、

 私は身体に会っている、、

 

 なにか、、

 小さな息のなか、、

 この筒のなかに、

 あなたが燃えて、あらわれること、、

 それを知りながら、

 私は跳ねていた、、

 私は跳ねてこの時刻のなかに伝わりながら、、

 静かにここで生きて動いていた、

 ア、探るだろう、、

 あなたはそうして一切を探るだろうが、、

 私は熱に触れて、、

 ここに飛び上がるだけである、、

 この時刻をひそかにきいているだけである、、

 と、思い始めた、、

 私は時刻のなかを駆けていた・・・