<2039>「暗い道のなかの光」

 あたりまえに渦が光り、、

 私は、

 そのなかに住んできていた、、

 あ、

 垂れたそのヒから、、

 私は生まれる、、

 想起を、

 ひらめきを、、

 落ち着かせたり、

 抑え込んだりする必要はないのだろうけど、、

 私は、時刻のなかで興奮し、

 幾重にも沸騰している、、

 その身体を掴みました、

 

 あ、なにか、、

 肉感のなかで生きているものの、

 表情がある、、

 私はそのさなかにある、、

 と、

 ひとり伝えた、、

 私は熱を探っていた、、

 これはどこから来たのですか、

 さあ、

 私には分からないけれども、、

 いくらも匂いがし、

 次から次から匂いがし、、

 この道を通っていた、、

 あなたは綿だ、

 ふつ、と、暗い道に出て、

 ひとり歩いているときなど、、

 ま、

 雨も降っていたら、、

 私は様々なネットワークのなかに生きているはずだけど、、

 この路地でぺしゃんこになるという終わり方も、

 当然あるというのが人間に与えられている条件なのだと思うと、

 こわいというより、、

 生きているということの全体が、ひろきに過ぎて、、

 ひたすら遠い気持ちになる、、

 

 あ、切断されて、、

 それで終わりと思うかもしれないけれど、、

 そこから、

 数多の液が、

 じわり、じわりと染みてくるようなことがあるんだ、、

 あなたもその恩恵にあずかったことが何度もあるでしょう、、

 だから、

 静かに仕事をしてください、

 と、

 その暗い路地のさなかでメッセージを受け取る、

 ひとりの人なのでしたよ、、

 あなたはそれで、できるだけ人体を、、

 精確に捉え、

 精確に鍛えていきます、、

 ア、

 その粒の振動まで、、

 あなたには印として映りますか、すごい、、