<2459>「存在の粒の開始」

 その道のなかにはっきりと出て、

 様子を、

 様子を知らせる、、

 ひとつ挟んでいく、

 誰かなに、

 ここで鳴る身体なのだろうと、

 疑問に思うあいだ、

 私はそこで生きていた、、

 なに、

 えらい時刻をはこび、

 ここへ始まってきたとみえる、、

 あなたは次々に来て、

 そうして挨拶をする、、

 なにだ、

 次々に見えて、、

 あたしは方向が定かではない、、

 

 もののヒのなかにあつまり、、

 ややあって、

 身体が伝わる、、

 どうしたってこのなかに伝わる、、

 全部が見える訳ではないのに、

 手をひろげて、

 呼気やら呼気、、

 果たして、

 これは回転なのだろうか、、

 私はすっかり絡まって、

 そのものごとのなかにいるのだけれども、、

 なにやら、

 不可思議な光景も手伝って、

 こちらへ来られる、、

 あい、

 その紋様に届く人々、、

 長い時刻に揺れ、、

 いくらでも始まる人々の、、

 存在がそこにあった、

 このなかでふるえて、

 そこにあるだけだった、、

 私は見て、

 ひとつかえる、、

 

 これも彼方の時刻には違いがないのだが、

 あたれ、

 響け、と、、

 からだに粒を伝える、、

 粒は伝わったまま、

 まったく平然として、、

 生まれるか否か、ということに対しては、

 なんら関心が払われていないように見える、、

 そこで盛り上がり、、

 現実に波打たれ、、

 私はさなかへ入っていく、、

 どこへ入っていく、、

 奥の通りを掴み、

 私もまた黙っていた、、

 ひとり、ひとり・・・