<2334>「爆発物と土」

 彼方から水が出る、、

 全く無音の姿で、

 これは、出るより仕方がない、、

 私は、その勢いを見つめて、

 身体をそこにさらす、、

 なにか、

 粒という粒が、立ってきて、、

 ここでザラザラとする、

 私は、そういった回転のなかで生き、、

 時節に、

 静かに手をつける、

 そんな場所にいる、、

 そんな姿にいる、、

 

 身体が固まって、

 あ、これは、時間の外であると思う、

 そんな姿がある、

 私はそのさなかにいる、、

 様々な時刻を見、

 私は、浮き上がる、、

 身体の中の映像、

 私は、

 生まれてから浮き上がり続ける、、

 世界はかたくなる、

 もう、

 爆発寸前のように、、

 あなたの爪先が立てる音、、

 私は鎮まり、

 もう、ほとんど砕け散ったあとの、

 土地を踊る、、

 これは世界であり、

 これはあなただ、

 あなたは土のカケラであり、

 そのリズムだ、

 その集合だ、

 その集合可能性だ、、

 次々に乱れる、

 その肌の出来事だ、

 

 私は、土に居て、、

 この日付を想う、

 なにがしかの流れを知る、、

 もののたくみさ、、

 ものの沈黙のなかの、、

 脈の巡りへと還る、

 私は挟まっていて、、

 今という呼吸のなかで、

 時刻に変わりえる場所、、

 そのそれぞれはそれぞれで、

 知りながら、

 身体を果たし、、

 ものがかわく場所、、

 そこにひたりと沈黙して棲んでいる、、

 私は身体のために、

 この呼吸を感じると、、

 徐々に溶けていこうと思えるのだ・・・