<2035>「太陽と私の秘密」

 あなたが物事のなかに一番に来て、

 そっくり眠っているとき、、

 私は声を送る、

 ア、なんという甘い響きがしたんだ、、

 しかし私はその振動に指をつけているだけだった、、

 なんという過ぎ方だろうね、ここは、、

 私は時刻に及んだ、、

 いつまでもここには時間が見えていて、、

 私は驚いたらいいか、

 困惑していたらいいか、、

 ん、

 あなたはよく喋ります、、

 勢いのままに、ここへ、、

 言葉を回転させますね、

 私はなんとなくききました、、

 ん、、ア、

 その姿勢が、

 遠くまで来るので、

 私は驚いたナ、、

 

 太陽には何か秘密があるのでしょうか、、

 おそらく、なにもないのだと思います、

 私たちが見たまま、

 私たちがいちいち聞きかじる、、

 その情報のまンまなのだという気がします、、

 それだから、、

 私はあの物が夢に出ないのだけど、、

 出ないことを不思議だとかなんだとか、

 思わなかったのですから、、

 ハア、

 なるほどそんなものでしょうか、、

 私が線の上で振るえている隙に、、

 あなたは顔を出しますね、

 あなたには、

 「秘密を持っていない」

 という表現すら必要ではない、、

 ただ高温ではないというフリすら必要ではない、、

 じり、と、見えているだけです、、

 

 私に声をかけるとはまた、

 随分とユニークな方法もあるものです、、

 あなたも、

 私と同じように、秘密がありませんね、、

 秘密があるフリをしているんだ、なんて、、

 反省していることもありますけど、、

 私はそんなことは些細なことのように見える、、

 秘密のないもの同士が、

 この距離で、、

 交換しているものは何なのでしょうね、、

 私にもなかなかそれは、

 分からないけれど、、

 あ、見て、、

 近づいたのは、本当に僅かなんだけど、、

 このことだけで、

 私も、あなたも、、

 秘密のないところで、踊れますね・・・