<2033>「等しい人が、持つ鐘のネ」

 ア、

 短い時間が、

 進む、私のなかに、、

 身体が、次々に来て、、

 揺らぐ、、

 それは身体からきこえ、、

 よく見えていることが分かるのだ、、

 ア、

 あなたは来たな、、

 身体が光線だからよく分かる、、

 あなたはすぐそのなかで生まれているはずだ、、

 私にはきこえる、、

 私にはその姿がよく分かる、、

 

 ひとつの続きに、

 簡単に到達して、私は激しい訳だが、、

 いまは静かに巡り、、

 私はこうこうと照るなかを、、

 生きて過ごす、、

 ハ、

 この泡立ちとともに生きている、、

 私は光景を見失った、

 身体ばかりがきこえ、、

 身体ばかりが過ぎる、

 内容があり、、

 ごと、と、石が落ちるような音がする、、

 事実、私は混乱していて、、

 浮かびながらここで挨拶をする、

 ア、おはよう、、

 私はまだ幾分光みたいだ、、

 なんだかやわらかい、

 私もまだ触ったばかりなんだけど、、

 とてもたくさんの時間が過ぎていたみたいなんだけど、、

 ア、どうした、、

 これは長さを持つ、、

 これは幾量もの姿を持つ、、

 と、

 等しい人は答える、、

 そのアから、鐘のネがきこえるか、、

 私はこの振動を受け取る、

 糸の束だということが伝わるか・・・

 

 ものごとの行き来、、

 ハ、

 静かな時間にあらわれて、、

 そこで過ごしている、

 そこでふらふらと揺らいでいる、、

 なにだ、

 どこから生まれた、、

 なにか、

 汁も新しい、、

 私にはまだ発酵の匂いがないのです、、

 と、

 ひそかにささやいているものもの、、

 ア、手を付けるか、

 その附着で、時間と懇意になるか・・・