その細いもののただなかに生まれて、私は、、
過ぎてくるひとつひとつの音を、、
じと、と、染み込ませるようにして、、
あなたは肌が、ずっと、
水に入り眠る頃まで、、
じりと、じりと寄って来る、
今のこの時刻はどこなのだ、、
私は笑いながら、
この空間に流れるままの物事に、
非常に接近する、、
いまあなたはそのもののえにしを見つめ、、
手でも触ってみる、、
ん?
なかで、この場で、沈思か、
いや、
沈黙した生き方か、どうか、、
私には分からない、、
私はホウと叫び、
静かにこのものの印のなかへ、
入ろうと思う、、
お前がそうして声を、泡のように立てたあと、、
私は束になり、、
そしてはらはらと流れ、
規模を増す、、
さあ、あなたが見ているものの全体を、、
こちらへ、真っすぐに続けてください、、
と、印は垂らす、、
私はただきこえている、このものごとのなかへ、、
手を、
手を探り入れていて、、
ここはなぜこんなに沈黙して、
ただあたたかいのか、、
まるで不明だという気がする、、
はたの人が生きたな、
私はその細い線から、、
静かに、
自分でも分からないものを、
渡し続けている、、
ア、ア、渡し続けている、、
私は空無のなかでほとんど眠り、生まれ、、
そこから滲んだものによる線を、
まっすぐに見ている、、
まっすぐにそのほうけのなかに当たり、
直接住み、、
いままたその優しさのなかで熱を増やしていく、、
なにだ、
なにだな、、
ここは静かでなにも根拠がないように見えても、、
それがただの熱だということ、
それがただの不思議のすさまじさだということを、、
静かに知りながら、、
このもののなかに印を当てた、、
、いまいちりょうの声がしたな、、
あ、あ、私は線を見た・・・