<2026>「手に、青い呼吸を吐く」

 お前が名前のなかで増え、

 次々に火を生む、、

 新たな騒ぎを生む、、

 時刻のなかにきこえている音のそれぞれを、、

 含む以外にはない、

 私はそうして生きているほかない、、

 なに、

 奥の身体から来た、、

 そのことがどこだと訊きたいのだな、、

 私は裸で、

 ただいかようにも振動していくだけなので、

 なにかはっきりということは出来ないが、、

 ここは静かな肢体だけが過ごすところだ、、

 

 お前はその方法のなかで、

 どこまでも身体に似てくる、、

 ここの響きに似てくる、、

 私は風景に似てくる、

 生まれる、

 粒が揉まれる、、

 語らう、、

 わたしはただその太い時刻に触れようとしていただけのようだ、

 通る、

 現れる、、

 もうこの姿のまま、自由に回転する、、

 振るえを残すものが、

 そこかしこから集まり、

 私は肌に触る、、

 なんだろう、ただ接続して、、

 私は見えない、

 私は見えなくなるだけだ、、

 もう、煙が出てくる、、

 はげしく生きたヒが出てきて、

 私は回る、

 私は方法のなかで青い呼吸を吐いている、、

 ハ、ハ、

 生まれて久しい、、

 回転する線だ、呼吸だ、

 青さだ、

 私は手にする、、

 

 ああなんでも、なんでも本当にやわらかくぼやけて、、

 ここへ来る、、

 あるあたらしい方法の火のかたまりが、

 来て、、

 ここいらを見ている、、

 私ははやく生まれたい、、

 そっと、

 生まれて久しいのに、、

 また記憶のなかの線になりたい、、

 私は通過する、

 その線の熱になって通過する、、

 どこから見つめているか分からないものの、

 全く身体になって、

 ここを通過する、、

 ア、ア、私の手だ・・・