<2054>「体温の眠りのなかに浮かぶ色」

 あたしは身体を歌い、、

 地味な姿で、、

 その想像の、通りにいた、、

 そのほうけの、

 真白い姿のなかにいた、

 ア、

 あたしはまっすぐな体温をさしている、、

 そして、

 その物事の中心を、、

 まともに支えていると見えた、、

 なぜか私の中から、、

 それらをつなぐ響きが次々に出て来て、、

 私は困惑している、、

 ものが次々に浮かびあがるので、、

 ひどく困惑しているのだ、、

 

 私の手の中にあったひとつのものごとの、、

 火の身体のつき方が、

 どこぞにあるのか、、

 私の方へまっすぐに知らせてくる、、

 まっすぐに浮かびあがってくる、、

 その方途の、

 実に様々な色を持っていること、、

 なにだかどこぞまで、

 まっすぐに声を持ってきてしまうことを、

 ひとりで知りながら、、

 あ、なんだか、、

 このあたたかさで身体は離れて、、

 私はどこまでも眠れるような気がする、

 と、

 僅かに考えていたのだった、、

 あなたはそういった印の人だったんだ、、

 僅かな姿勢から、、

 声が流れて、

 身体はここにいた、、

 身体はここですべてのものごとと色を合わせ、、

 静かに微笑んでいる、、

 見事な色彩、、

 見事なその風景の彼方だ、、

 どこまでも白く、、

 どこまでもぼうやりさせてくる、

 その印だった、、

 

 私は肌をつまみ、、

 この線時に見事に姿を合わせていく、、

 ほお、、

 これが今にきこえているものなのか、、

 私は線時にまっすぐ合わせながら、

 次々にこの場へ、

 温度をたくわえていく、、

 徐々に生まれてくる身体へ向けて、、

 静かに声を掛けている、、

 ア、

 ほうけて出てきた人々、

 私はここにいるようだ、、

 次々に生まれて、ここにいるようだ・・・