<2024>「夢の水を吸い」

 滲むヒから、、

 いまきて、わたるひと、、

 そのなかの声、

 私は声のなかで眠る、、

 その振動のなかにいくらかわたくしを分けるように、、

 あたしは、、

 いま印のひとつひとつが揺れている、というのは、どういうことだろうか、

 このはてに来て、、

 順次、生きて過ぎるというのは、、

 私は印を静かに刻み、

 このものごとのなかに立っている、、

 は、私は先へ生きて粒になっているものへ、、

 存在を渡す、

 

 なにだな、

 次から次へと乾燥して、、

 上手く、水を招んでいるみたいなのだ、、

 私はここで、

 身体が集めているものを、、

 何げなく見ているみたいなのだ、、

 あ、

 夢の中に来たか、、

 ハ、渡っているのか、、

 私は存在のなかに泡を立てて、、

 今、私を吸うのか、、

 口から水がこぼれていく、、

 私は濃度だ、、

 あまりに静かに油を持っている、、

 あまりに静かに、

 身体を持って待っている、、

 あア、なにかの方向かな、、

 はれた、はれた、、

 あたしがあの水の、

 油みたいな姿の場所へ出ていくのを、

 静かに想像するものです、、

 あ、浮いたな、、

 このなかにあたりまえに浮いたな、、

 私は歩を歩を、して、、

 この表面の滲み方へ混ざる、、

 ハ、きこえている、、

 あたしは今日静かですね、、

 

 これはもう夢の中なのですか、、

 現象が、

 おそろしく静かだ、、

 わたしの前にあらわれているものが、、

 ひとつひとつ輝こうとしている、

 ひとつひとつ揺れて脳裏に移ろうとしている、、

 あまり静かで美しいので、

 私は声を掛けた、、

 アナタ、こちらへ来ますか、、

 今ここから運ばれて、、

 私とともに夢を見ませんか、、

 あ、新しい粒なのですね、アナタ、、

 よく跳ねて、

 跳ねて、笑みが多い・・・