<2181>「日常に声が移る」

 それぞれの騒ぎのなかにまっすぐに入っていった、

 ある当たり前の仕草から、

 ここが生まれて、、

 身体は浮かび、

 徐々に見える、、

 ウン、

 、、

 日常がリズムであればいい、

 リズムであれば、

 それ以上はいらないんだ、、

 それを妨げるような環境はいらない、

 というのは贅沢かな、

 普通の望みかな、、

 ま、そんなことは考えないでいよう、、

 

 次々に声が出て、、

 次々に巡り、

 今もののなかに潜る、、

 次々音がきこえる、

 私は声を膨らませ、、

 そのなかに触れる、

 なにだ、始まって、、

 生まれる身体、

 ふるえる時代、、

 ここは順に過ぎて、、

 私は勢いよく駆け、

 ものへさわり、、

 時間がはじまり、、

 ふらふらと揺れている、

 ものがいくらか回転して、、

 ここを巡る、、

 あたりまえの繋がり、、

 私は振るえて、

 ここを見る、、

 ここからまた身体の延長だ、、

 うつり、

 うつる、、

 や、

 声がひとつうつる、、

 ぼゥ、とひびきわたる、、

 あっというまに、ここへ加わる、、

 

 あなたが垂れて、、

 私は温度を知る、

 この一角で、、

 無限を知ることになる、、

 あれ、

 声がしながら、、

 どこへも巡り、

 私は生まれていることになる、、

 ここをひたすら知っていることになる、

 呼吸を順にきいて、

 ここへ巡ることに、、

 ア、

 ひらけたもののなか、、

 私は絡み、、

 ひとり涙する・・・