<2097>「日に浮かぶものを入れて」

 その姿がどこまでも膨らんでくる、、

 あたしはじっと見ているしかない、

 ア、

 正面にきこえて、、

 あたしは遠くへ通ずる、、

 なにだか分からないけど、

 次から次に増えてきて、

 この通路に溢れる、、

 私は平気な顔をして、

 ここを踊る訳だけれども、、

 なんともおそろしいではないですか、

 と、

 実に当たり前の声を出してしまう、、

 

 これだけの変化を場所に知らせて、、

 あなたはついついここで声をさわることになる、、

 なんだろうね、

 さわりえた、、

 その時日に対してこの印をさわりえたぞ、

 ということ、

 いつの日かからだもこぼれて、

 遠くの私たちに、、

 その音がきこえているはずです、、

 あ、

 なんだかはっきりと生まれたようだな、

 私は戸惑って、

 その驚きの数を避ける、、

 あたしは正面にいましたよ、

 どう駆け出すのかは分からないまま、

 その正面にいました、

 あなたははっきりきこえましたか、、

 あたしは指を触り、

 この表面に浮かんでくる、、

 それぞれの時刻を、

 順に含んでいく、

 

 はっきりとした、

 声の影で、、

 あなたの時間が揺れているのが分かる、、

 その揺れに対して私は、

 さびしく笑うことしかできまい、、

 はっきりそこに印があって、

 どうにもこうにも、

 口をひらいていたとしても、、

 私はただそれを見つめることしかできない、、

 柔らかいのに、

 からだのすべてをあてて、、

 私は数える、

 ここが一切の名だ、、

 あ、

 細い道にはじまり、、

 あなたは誘う、

 この振るえた線の日、、

 身体は出て、

 いくつもの空気を吸う、

 まだこの域内に過ごしていられる・・・