<1988>「金星の夢」

 あなたは点を打った、、

 しずかなカイのなかに、

 まるで泡など、知らぬそぶりで、、

 はははハ、

 持続的に生まれて、、

 今ここを駆けていく音がきこえるのでしょうと、、

 あなたはいちどきに、

 量で、言いました、、

 量からそのさわぎが漏れていました、、

 どこから通った、

 私は合図をする、、

 すると、限りのない線が、見えてくる、、

 一つのヒに、

 

 私は慌ただしく、

 そこで存在のなかにくぐり、

 はア、

 なにか、これは系だな、、

 ぱちぱちとはじく音、

 私は眼を閉じて、

 泡の数を数える、、

 人間が、ひとり、生まれてくる、、

 私の姿の中に、人間が、

 熱を持ち、

 僅かに頷いている、そこの、人間が、、

 私は浴びた、、

 時刻が過ぎる、、

 私は眼を見ている、

 沈黙している、うつむいている、、

 静かに、渡ってきている、、

 は、はア、、

 ひきりなしに混ぜたら、

 あなたはその先に、いることになるの、、

 なにだ、、

 だれる、だれる、、

 もともとはここからの液が、あたたまり、、

 私を膨らましてきたのか、、

 ア、太陽、金星、、

 私は夢に入る・・・

 

 行を数えた、、

 このひとたまがアの空間ですか?

 あア、そうだ、、

 行を数えます、

 お前は入りたいと思っていたものに、

 既に入っている、

 それも、随分と前から、、

 それで、ここは白いんですか?

 あア、そうだ、、

 また行を数える、、

 ひとつのたまはヒだ、、

 全姿だ、

 ははア、それで、移動やら、なにやらを、

 考えなくなりました、

 なぜなら今のここのひとつが全ての夢、

 なぜならここが行の夢の中心・・・